ゆぴのすけです😐
給食委託会社の管理栄養士のお仕事といっても、配属された事業所によって差があります。
中には「これも管理栄養士がやるのか・・・」といったものもありました。
今回は9年8か月勤務した内の、新人~7年目7月まで所属していた
茨城県つくば市内の急性期病院での勤務内容を紹介します!
はじめに
はじめに、事業所の概要を紹介したいと思います。
- 規模
朝昼夕 各320~350食
間食 10時:15食前後、15時:40食前後 - 献立作成権:なし
- 業務範囲
食数管理、食事せん管理、食札管理、発注、検収、仕込み、調理、盛り付け、配膳、下膳、洗浄、清掃
私が経験した事業所では一番規模の大きい事業所でした。
献立作成権はありませんでしたが、規模が大きかったので委託全体の仕事量は多かった印象です。
通勤距離・時間は?
この事業所へは自宅から
約10km・車で10~15分でした。
勤務した事業所の中では1番近かったです。
シフト・勤務時間は?
この事業所では早番・中番・遅番の3交代制になっていました。
シフト名 | 勤務時間 | |
1 | 早番・調理 | 4:00~13:00 |
2 | 早番・治療食作成 | 4:15~13:15 |
3 | 早番・指示だし(リーダー) | 4:30~13:30 |
4 | 早番・食札、食事せん管理 | 4:45~13:45 |
5 | 早番・パート(フルの場合) | 4:45~13:45 |
6 | 中番・パート(フルの場合) | 9:00~18:00 |
7 | 中番・指示だし(リーダー) | 9:30~18:30 |
8 | 中番・治療食作成 | 10:00~19:00 |
9 | 遅番・パート(フルの場合) | 11:30~20:30 |
10 | 遅番・おやつ作成 | 11:30~20:30 |
11 | 遅番・食札、食事せん管理 | 11:30~20:30 |
各1時間の休憩があり、黄色マーカーをしたシフトは栄養士・管理栄養士のみが勤務するシフトでした。
管理栄養士でありながら調理業務も一通り携わりました。
残業時間は?
誰しもが気になるのは残業時間ですよね。
この事業所では、平均30時間/月、最大70時間/月の残業をしていました。
当然、異動や退職、採用などで人数が増減していたので、いつも早番~中番まで居たわけではないので、一概には言えませんが残業確定のシフトもあったので少なくとも30分~1時間は残っていました。
特に、 「遅番・食札、食事せん管理」のシフトになると、病院管理栄養士と医師からの食事せん(患者様の食事内容が記されたもの)の管理をして食事の提供内容を変更・通達しなければいけなかったので、件数が多い日は深夜1時に退社することもありました。
献立作成しないのに管理栄養士が必要?
このように思った人も少なくないと思います。
私も
献立作らないし、厨房業務だけなら管理栄養士いらないでしょ。
同期と差が開くし早く異動したい・・・
と配属当初は感じていました。
しかし、病院の栄養課には当時7名管理栄養士が雇用されており献立作成がされていました。
委託側に同等の知識をもった資格者が居ない場合、献立会議などで病院側に押し切られてしまうケースが多いため、配属されているということです。
この事業所では、こういった事案が起こらないように委託側から進んで採用し配属しているという状態でした。
契約によっては
- 所属長または責任者は管理栄養士の資格を持つもの
- 管理栄養士を最低〇名配属し常駐させること
といった条件付きの事業所もあったので、理由は上司に確認するのが確実ですね。
最後に
この事業所では、管理栄養士としてのスキルはあまり発揮できなかったという印象でした。
その反面、調理業務や厨房での指示だし(リーダー)を経験したことで、大量調理での技術・リーダーシップ・コミュニケーションを多く学べたと思います。
調理での加工技術(刻み食やペースト食に形態を変えること)が身につけられたのは特に良かったと思っています!
異動後、この経験が活かせた場面も多かったので決して無駄な時間ではなかったですね🤔
次回は、茨城県常総市の老人福祉施設での勤務経験を書きたいと思います!